平成28年度北海道災害対策本部指揮室設置訓練 [撮影取材]

7月26日北海道庁で北海道災害対策本部指揮室開設訓練が行われ、道庁職員スタッフ60名が参加、関係機関約100名が見学しました。
今回、この訓練の映像記録係の役割を与えられフリーカメラマンの素利氏とともに映像&写真データの収集に当たりました。
何時来るか分からない災害に対する備えは自治体として喫緊の課題です。今回新たに道庁地下1階に完成した指揮室は危機管理センターとして緊急時の司令塔として機能することになります。
高橋はるみ知事も視察されました。
自衛隊も現職そしてOBの方々も多く参加しておりその一翼を担う姿は頼もしく思いました。迷彩服の存在に誰も違和感を感じていないのが当たり前のことですがよろしいことかと思います。



東日本大震災や熊本地震に見られるように日本列島どこで何時災害が起きてもおかしくない状況です。北海道も他人事ではないのです。
この危機管理センターの設備や運営要領には、自衛隊で培われた指揮活動などのノウハウが陰ながら活かされていることも、内情を多少なりとも知る私としては、皆様にご紹介しておきます。





「国のために死ねるか」自衛隊特殊部隊創設者の思想と行動(伊藤祐靖著) [書籍紹介]

「国のために死ねるか」(伊藤祐靖著)読了。
重いテーマではあるが、まるで映画を見るようなイージス艦「みょうこう」の海上警備行動に至るシーンから始まるこの本、一気に読みきりました。第三章、「戦いの本質」に登場するミンダナオ島の謎の?女性ラレインとの出逢いがなければ伊藤氏の現在はないかと思わせる下りは圧巻…まさに個人としての闘いのスキルとはこれなんだ、日本とは守るに値する国なのか?と突きつけられる。
著者のあとがきには末尾にこう書かれている。
「私は、元特殊部隊隊員であり、現在も未来も特殊戦の世界で生きていく。しかし、この本は、特殊部隊隊員でも自衛官でもない、ごく一般的な日本人に向けて書いたものである。」
わずか255ページの薄っぺらい文庫本ではあるが、今の日本人が失った大事なものを思い出させてくれる好著である。
おそらく伊藤氏が創設された部隊の任務の特性上、このように一般の目に触れる書物にすることには躊躇があったに違いないと推察するが、あえて世に問う決断をされたことに心から敬意を表したい。
今も黙々と訓練に精励する海自、陸自の精鋭たちにとってそれは励みになると信じたい。存在をひたすら隠すことは必ずしも抑止力につながらない。むしろその逆である。
私自身気になっていた特別警備隊における死亡事故についても巻末にあえて触れられている。
その1年半前まで指導に当たっていた者としての無念さが伝わって来て胸が熱くなった。
実戦ならまだしも、やはり訓練で隊員を失うことはあってはならないのだ。
ネット上から伊藤氏の現職当時の写真


丘珠航空ページェント [撮影取材]

http://sky.geocities.jp/haa_web/pageant/pageant.html


本日は、札幌丘珠で開催される航空ページェント。快晴のもと開催予定です。
昨日は販売用のDVDや写真パネルの納品で陸上自衛隊丘珠駐屯地に行って来ました。
納品後に時間待ちして、ブルーインパルスなどのリハーサルフライトを撮影しました。本日数多くの航空ファンが訪れることでしょう。
私のDVDや写真パネルは、防衛弘済会のテント売店や、駐屯地厚生センター内の売店で販売しております。こちらの方も是非お立ち寄りくださいね。
昨日撮影したリハーサルフライトの写真です。










オリンピックと自衛隊〜佐藤登氏の取材 [撮影取材]

7月6日、陸自OB佐藤登氏(95歳)を撮影取材させて頂きました。
佐藤氏は陸軍士官学校53期、陸上自衛隊高射特科の幹部として退官。昭和39年東京オリンピックに際しては選手村の管財課長とし支援に当りました。
今年発刊された「オリンピックと自衛隊」(渡邉陽子著)にもエピソードが紹介されています。



52年前の昭和39年、東京オリンピックで陰ながらまさに獅子奮迅の活躍をした自衛隊の隊員たち。その中核で尽力された貴重な体験を闘病中の佐藤登氏にお伺いしました。
ライター渡邉陽子さんが隊員たちの献身的な支援にスポットを当てて頂いた「オリンピックと自衛隊」皆さん読んでみてください。きっと感動します。
